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岐阜 すり鉢60%のシェア!マルホン製陶所

July 26, 2009

ピカピカと輝くブラウン!

カネコ小兵の伊藤さんに、マルホン製陶所の「すり鉢館」へご案内いただきました。2年ぶりです。
全国に流通するすり鉢の60%を製陶しています。

「モロ」と呼ばれた窯屋の広い作業場をすり鉢売り場に。大きいの、小さいの、柄あり、柄なし、ありとあらゆるすり鉢がズラリ勢揃い!

興奮気味のレイコ&アッキー
ちょっとだけ製造の現場を見せてもらいました。

大きい! 「尺玉」と言われる超特大サイズです。

あまりに重たいため、ふたりがかりでひっくり返すの図。

そうっと型をはずします。出てきた! なまなましい生すり鉢!

板の上にのせた特大すり鉢を移動して

乾燥のため移動です。大きいものはどこまでも大変。
●すり鉢の作り方

必要分の粘度をとります。

粘度を型に入れて

いざ! むぎゅぎゅぎゅぎゅる〜ん

ろくろを回し、レバーで調整しながら、型の形に沿って滑らかに平均化していきます。

地肌をととのえ

縁をととのえ
そして、いよいよ!
すり鉢の重要部分。くし目を入れていきます。

気合いを入れ、息を止め、
スッー。
入りました!

素早く、等間隔でくし目が次々と入ります。
目の角度、深さにより、あたりが変わるので最も気が抜けない作業です。
見ているわれわれも息が止まってしまいそうに。

名人芸。ここまでになるには長い時間が

美しい、整ったくし目が入ったすり鉢。

縁をととのえて完了!

そしてうんしょと運んで、型をはずし、乾燥。 その後、素焼きされ、秘伝の釉薬をかけられ、本焼きに。手間がかかっているのです。

ずらり並んだすり鉢。これは小さな(普通の)サイズです。とっても小さく見えました(笑)
マルホンのすり鉢
マルホン製陶所
岐阜県土岐市駄知町2321-55
TEL     0572-59-8730

岐阜 カネコ小兵さん その2

July 25, 2009

カネコ小兵さんのとっくり資料コーナー。
とっくりの最盛期は昭和40年代後半。カネコ小兵さんでは月に13万本製造していたそうです。
その頃、お酒といえば日本酒しかなく、お燗が当たり前の時代。旅館では洗い替えを含めるとお客さん一人につき10本は必要だったとも。
それが今や、ビール、焼酎、ワインもありで、アルコール飲料の選択肢がぐんと増えました。
また、日本酒は冷酒のままグラスで注がれることも多くなりました。300mlの瓶ならそのままテーブルに並びます。とっくりは洗いにくいので、小瓶の登場は旅館も居酒屋もラクなのかもしれません。
「ひとり1本運動を言っていた事もあったんですよ(笑)」と、伊藤克紀さん。
お店やさんで、ひとり、とっくり1本割ってもらう運動(爆)
運動もむなしく…!?
その昔、月に130000本注文があったとっくり、今やなんと月に2000本と大激減。
たくさんあったとっくりの型もかなり処分してしまったそうです。残念ながら、こうしてすたれていくのですね。

いろんなデザインがありました。とっくりは計量器でもあるため、土の収縮率にとてもシビアで高度な技術が必要。1合、8勺、7.5勺など細かい注文がいろいろだったといいます。

↑左の大きさのものが、焼くと右まで縮む。
とっくり、知らなかったこと。

とっくりのへこみは持ちやすくするためだと思っていましたが、「大きく見えて、中身の容量が少なくてすむとっくりを作ってほしい」という注文に答えるためのデザインだったそうです。
とっくりの底がうんと上に上がっているのも同様の注文から。セコいっ!

昔のパッキングは藁。そして木箱。

印刷は転写シールで行われました。
カネコ小兵さんのとっくり説明。

なるほど〜。

町内にある「とっくり村」の壁面。

みんなでとっくりを出し合って展示。「これ、うちのですわ」と伊藤さん。

志野焼のいいものも。

デザインいろいろ、工夫いろいろ。

型の説明がさりげなくある外壁。
とっくりを歩いて感じる下石町でした。

岐阜 カネコ小兵さん その1

July 24, 2009

7月17日の早朝。いい景色〜。じつは東名高速とあるPAからの眺めです。
朝6時20分に港北PAでレイコさんとアキコさんと待ち合わせ、岐阜にGOGO!

モーニングコーヒー。スタバにて。朝早いよ〜。気持ちいい外。

岐阜といえば中央道だと私は思うけれど、三河出身のアキコさんは東名派。「距離は30km近い、値段は500円安い」といっても東名で行くという。中央道はほとんど乗らないという。
ま、海にぬけた瞬間の東名は確かに気持ちいいです。でも、東名はトラックばかりなんだな。景色はぜったい中央だと思います。
この後、浜名湖SAに寄り、ドナテロウズで鰻味のアイス、わさび味のアイスを見て(見るだけかっ)、リトルマーメイドで鰻ドッグを見てひやかし(買えよ)、岐阜へGOGO!!

到着! 下石(おろし)町のイメージキャラクターとっくりとっくん
カネコ小兵の伊藤克紀さんにお願いし、土岐市をはじめとするの陶器の現場視察です。

まずは名物「コロうどん」でお昼ご飯!郁兵衛 (いくべぇー)はカネコ小兵さんちのすぐ近く。

なまめかしいツヤありの手打ちうどん。わさびつき。

伊藤さん!仕事テキパキオトコです。

なんと「コロうどんの日」が決まったらしい。コロうどん

こだわりいろいろ。

郁兵衛は週の半分は陶芸、半分はうどんやという。半陶半うどん。
そして、カネコ小兵さん見学。

その昔、蔵元1000社のとっくり製造を担当。
とっくりと言えばカネコ小兵と言われた時代も。
「今は、99%減です ヽ(´Д`)ノ」

つづく

伊藤 環さんの器

June 11, 2008

 暑い日のお昼はお蕎麦でツルリくらいがいいですね。具の無いかけ蕎麦も好きですが、ちょっと違う歯ごたえも欲しい〜っ、そんな時は納豆に焼き海苔たっぷりなんてのがド簡単で好き。
 そんなシンプル蕎麦の時は、器が磁器の白ではつまらないもの。よく登場するのが伊藤 環さんの器です。焼きしめの黒のように重たい色でも重くならず、軽やかに使えるのがいいところ。土の表情もあるので、素朴な料理も品よく見せてくれます。環さんの特徴は使い手のいい、おしゃれなフォルムにあります。ほどほどの薄手感もいいのです。
 環さんは「かんさん」と呼んでじつは男性。福岡は葛の名産地・秋月のお生まれで、お父さんも陶芸家。今は鮪で有名な三崎に住んで作陶されています。いつも顔が笑ってて、やさしーい、人のいーいオーラが出ています。一緒にお話ししているとつられてこちらも自然に笑ってしまう…そんな素敵な雰囲気の持ち主 (*´ェ`*) もともとの知合いである奥さんも、ふんわかタイプ。二人、ぴったりなんです。
 個展があるので新作をのぞきに出かけるつもりヽ(^。^)丿
 伊藤 環 展   2008年6月13日(金)〜6月22日(日) KOHORO 作家在廊日は13(金)と14(土) ←やまよはその2日間、田植えなのです。残念。
 お会いになるとふんわかなお人柄がすぐわかります。笑っちゃいますよ! ご興味ある人、環さんを見に行こう!(笑)
先ほどの黒の色違いの白。何入れても似合うのです。
余談。シャンツァイ(コリアンダー)は粗く刻んで密閉容器に入れ、胡麻油を回しかけておくと冷蔵庫で2〜3日風味よく持ちます。すぐ使えて納豆に、冷や奴に、鰹のタタキにと便利。
環コレクション。盃と豆皿です。
作品展でたっぷり見てくださいね。お店でも会えます。HPのイベント欄、そしてSHOP欄を参照。

15年ぶりに買い足す

April 11, 2008

手持ちのカトラリーはフォーク、スプーンそれぞれ5セットずつ。先日、8人がテーブルを囲んださい、微妙に揃わず、なんとなく気持ちが悪い。全部バラバラならいっそいいけれど、中途半端な不揃いは、テーブルが乱雑に見え、せまぜましく感じました。
どうせなら揃っていたほうが気持ちいい! どうせ買うなら早いほうが長〜く楽しめる!! と、思い切って揃えることに。
一番出番の多いシリーズに揃えることにしました。それは15年前に購入したもの。パスタがすくいやすく、なにかとよく使う日本製。
(左が15年前のもの。右が新品)
とはいえ、そう有名メーカーではなかったので、まだ、あるの!? と、半信半疑で調べたら、どっこいありました。
なぜその時、これを買ったかというと単純に素材への興味でした。カトラリーで最上のものは銀製品だと思いますが、銀は高いし、なにしろすぐ黒ずんで手入れが大変。安ものはへなへなして、スプーン曲げの少年でなくても曲がってしまう感があります。

このカトラリーの売りは18/18ステンレス。見た事がない割合に、心躍りました。銀のような(ちょっぴり)明るい輝きに「へ〜っ」という感じがしたのです。数字に弱いだけかもしれませんが(笑) 道具は使ってみなくちゃわからない。
メーカーはAZUMA。インペリアル ダブル・エイティーン(18-18ステンレス)シリーズという名称です。メーカーの説明書きによると「ステンレスの中で最も明度が高く、耐食性,機能性、美しさを極めた格調高い食卓の名品」だ、そうです。ほんとかな。とはいえ、15年たってもまだ製造を続けているというのは、それだけで嬉しい。「君はまだいたかっ!」「へへ〜〜い」

左2本は15年使い込んでいるもの。表面に無数の傷が入り、写り込みが右の新品に比べてぼんやりしてますね。
じつはもうひとつ。
下の白い皿は24年前に購入したものです。これも4枚しかないので、買い足そうかと思案中。メーカーさんのHPをみたら、当然姿はありません。24年前ですからね。ダメモトでお客さま相談室に問い合わせをしたところ、業務用としてまだ作っており、取り寄せ可能というお返事が。メーカーはノリタケです。「デパートのノリタケショップに行って注文してください」とのことだったので今度頼んでこようと思っています。
この皿に出会ってからの24年の間には、色柄質感ともさまざまな食器を使ってきました。結果、今まだ使っているアイテムは、これを含めシンプルで機能的なものだけ。
買うときは、一生つきあうつもりで真剣に選ばなくてはならないと痛感。
お財布の中のお金が「いってきます! 彼(彼女?)と交替してきます!」と、喜んでいうくらいのものでなければいけませんね。
そしてじっくり考え練られた製品なら、メーカーもそんじょそこらで製造中止にすることはないことを知りました。

バームクーヘン鍋敷き

April 1, 2008

毎朝、いちばん最初に飲むのは熱いマカイバリ紅茶です(これ意外はめったにありません。なぜこのお茶がスタートなのかはまた後日)。
ポットをテーブルに置くのに欠かせない鍋敷きはいくつかあれど、使うたびに、なんだか笑ってしまうのが、この鍋敷き。
熊野へ行った帰りに寄った道の駅「紀伊長島マンボウ」で購入。尾鷲ひのきをスライスし、切り込みを入れただけと、超シンプル。
年輪がバームクーヘンみたいで、また、レコードみたいで、かつ、パックマンみたいにも見えて、なんだか笑っちゃうのです。しかも一人で立つ! 木の香りも爽やか。水でじゃぶじゃぶ洗えて清潔と、使い勝手も二重マル。
自立する尾鷲ひのき。
このバームクーヘン鍋敷きが育った尾鷲・熊野は林業が盛んな地域。ここには、FSC認証を国内で初めて取得した速水林業があります。適切に管理された森林が環境を守り、その栄養豊かな水が海に流れて、海の幸を育てるーーこの循環が山と海、人をつないでいる。山を見ず、うまい魚だけ食べさせろってわけにはいきません。
日本の林業が衰退し、放置林が増えて問題になっていますが、みんなで国産の木材を消費して、健全な森を再生! と、1枚の鍋敷きから森を思うやまよであった。鍋敷き1個買ったくらいじゃ焼け石に水だろうって!? いやハチドリの教えでもあります。
この鍋敷き、道の駅で350円。日本の林業は安すぎる……。 

漆器を新しく

March 25, 2008

久しぶりに器を買いました。ひと目惚れです。溜の漆椀。
ガラスのような艶、そしてシャープなフォルム。ひっくり返してもスマート。これなら他の食器とも相性が良さそう。
ひと目惚れした一番の理由は、この極薄手感。天然木ならでは可能な薄手です。だからこそこのデザインが成り立つのでしょう。木の粉と樹脂を固めて形を作り、ウレタン塗装した漆風製品が氾濫していますが、品格がまるで違います。
直接、器に口をつける汁椀なので、ここまで薄いと、さぞ繊細に舌に伝わるだろうなあ…など、さまざまな想像を廻らせて購入を決意。(10%offで買える日だったことも背中を後押し)
東武百貨店池袋店の店員さんいわく「食洗機にかけても大丈夫なんですよ」。うちには食洗機がないけれど、それくらい堅牢だということ。デザインのみならず強さも自慢のよう。
あ、商品名がまさに「堅牢 KENRO」なんですか ∑( ゚Д゚)
お椀の生産者「土直漆器」は越前のメーカー。HPもありました。
強さと美しさへのこだわりを実現させた堅牢シリーズ。食器洗浄機や熱湯などの使用への耐久性を持ちながら、天然素材だけが持つ、使えば使うほど馴染み美しさを醸し出すその風合いをぜひお楽しみください。
なるほど。そして漆にもこだわりが
漆は完璧な天然の塗料です。この漆器に使用した漆は文化財、社寺仏閣補修用に開発された特許製法の漆です。この純度が高く丈夫な漆は1000回以上の食器洗浄機テストや煮沸テストにかけても変色や艶落ちがほとんど認められませんでした(その丈夫さが買われ現在、地元の学校給食でも使用されています。)それでいて漆独特の経年変化により漆ならではの溜色が美しい飴色(赤茶色)を帯び始めてきます。こだわりはこの強さと美しさです。日常で存分に使って漆器を楽しんでください。
「誰も真似できない、新しい天然漆塗りです」
↑なのだそうです。用の美を追求してたどりついたのがこの形であり、デザインなのだとわかりました。堅牢シリーズもいろいろあるようですが、選んだのは「堅牢やわから椀 溜」。
 土直漆器 土田さんに「堅牢シリーズ」についてお聞きしました (^。^)
「堅牢シリーズは、発売してもう6年目になりますが、天然木、天然塗料でありながら食器洗浄機にも入るというまさに堅牢な椀でございます。今のところ、とくにクレームもでておりませんので弊社も自信をもっておススメいたします。また、そういう丈夫な漆を使っている為、総溜塗り(普通あまり内側は溜で塗りません)も、漆が丈夫な証拠としてださせていただいております。ガンガン使っていただいて美しい飴色を帯びるのを楽しんでください」 
6年たってクレームなし ヽ(゚∀゚)ノ サスガ ガンガン使って風合いの変化を楽しみたいと思います。
さて、やまよ。今までどんなお椀を使ってきたかといいますとよく使うお椀を紹介します。
(左)十時啓悦さん作。個展で購入し、すでに10年近くたちますが、丈夫でびくともせず、味わいは増すばかり。大ぶりなので具だくさんの汁ものに重宝。小丼としても便利。ほぼ毎日使っています。(右)1996年刊行の「おいしい東北」の取材で訪れた会津「鈴木屋利兵衛」で購入。底が丸くふくらんだほてい形。朱と溜、どちらも捨てきれず1色ずつ購入(今なら心を鬼にして、どちらかの色にします)。
古い漆器2種。(左)境港の実家、納戸で寝ていた超古椀。今はなきおばあちゃんの若い時代からあったとか。明治時代? (右)宮城の古道具やさんで96年に購入。どちらも重ねられて便利。きちんと作られた漆器は長持ちすることを実感。
濡れたように鮮やかな赤! うちの家宝、漆の椀KING 角 偉三郎さんのお椀です。
角さんの漆器に出会ってから漆に開眼しました。角さんの合鹿椀はつとに有名ですが、どのアイテムも今までの漆器にはない形ばかりで、いたく感動。伝統とモダンの融合。個展に行くたび。ため息ついて帰ってきたことを思い出します。残念ながら2005年に旅立たれてしまい新作を見る事はできません。これは工芸・端玉の個展で購入。和倉温泉に美術館も。本も出ています。
温かで軽い、ほっこり楽しい漆のお椀。久しぶりに一同に並べてみました。気持ちよさそう。こうしてみると、堅牢シリーズがいかに薄いかわかりますね(上から2個目の真ん中)。どれもそれぞれに味があります。
*ただし、超薄いのでアツアツの汁を注ぐと熱い…です。

岐阜 銅版印刷の昔の器

February 7, 2008

 土岐市の窯業メーカーを見学しにいきました。お昼ごはんをカネコ小兵の伊藤さんと食べていたら、偶然、絵付けのプロであるミズノ・セラックの水野和之さんにお会いし、話がはずみ、その足で会社訪問させてもらいました。水野さんは銅版転写をはじめとする陶磁器下絵が専門です。
会社にお邪魔すると、手がけられているyearプレートの他に、懐かしい!ブルーの絵柄の器がたくさん並んでいました。昭和30年代頃まではヨーロッパやアメリカにこれらの器を盛んに輸出していたそうです。昭和30年代……。知っているような器がありました。
年がわかる!? (*´c_,`*)ゞ これらの印刷はすべて銅版によるものだそうです。
銅版を間近で見ると、本当に細かい。描かれた精妙な柄に感激!  初めてみたので興奮していたら水野さんが昔の版画集を持ってきてくださいました。
輸出が盛んだった40〜50年前までは、このような絵柄の器がこのあたりで、それはたくさん焼かれていたそうです。和紙も近くで漉いたものとか。美濃焼も美濃和紙も有名ですもんね。銅を使う前は板紙だったそうです (’-’*)
「銅板はヨーロッパから入りましたが、陶器にここまで生かしたのは日本人です。日本人みたいな手先の器用な民族はいませんから」と水野さん。 瑞浪市陶磁資料館にいくと、古い山水画の資料などがあるそうです。
信頼のブランド「MIZUNO」マーク ! かっこいい d(>_・ )
おめでたい鳳凰の柄が皿の形に合わせてデザインされています。余白には皿の裏に入れるマークが点在。なんだかかわいい。

日本の象徴、富士山ですね。
UMEってなんでしょう。
ドラゴン? 強そうだからですかねえ。明治〜大正時代の銅板だそうです。
”着物姿の女性が傘を持つ” 絵柄も多かったです。悲しい恋の物語「ブルー ウイロー」の柄もありました。ちょっと中国がミックスしてます。
素敵なアクセサリーと思ったら、すべて絵付けの道具だそうです。
お皿に載せて、上から顔料を吹き付けて絵柄をつけるのだそうです。 
こんなふうに奥行きのある柔らか〜い印象の絵柄が生まれます。
「銅は加工しやすいですから、職人さんが切ったり曲げたり、窓を作ったりと器用に作ったものですよ」 このような吹き用の抜き型は、今でも使われているそうです。柔らかい絵柄にしたいときにいいそうです。
「日本は最高の技術を持っています。とくに加色の技術が高い。今一度、物造りの原点に戻って良質の器を提案していきたいですね」と水野さん。陶器の町は発見だらけ。続きはまた今度。
 ●ミズノ・セラック
陶磁器下絵用 銅版転写、スクリーン転写、パッド印刷用製版、顔料
岐阜県土岐市下石町276 電話0572-57-7117
 

すりばち館の加藤明子さん

July 16, 2007

ごまをすったり、バジルをすったり、すりばちは大活躍! 大中小いろんなサイズを持っています。
こんなにお世話になっているすりばちですが、作っているところを見たことがありません。そこで、日本のおよそ6割のすりばちを作っているという美濃のマルホン製陶所「すりばち館」を訪ねました。

陶芸家であり、すりばち館の館長である加藤明子さん(美人!)にご案内していただきました。明子さんが手にしているのはマルホン製陶所渾身の作、日本最大のすり鉢! 超ビッグです。

「窯と煙突と木造で出来たすりばちの作業場を、21世紀に残したいと願ってつくったのがこの”すりばち館”です」と明子さん。

古いすり鉢や道具が展示されています。明子さんの作品もあり(左端に置かれた見事な壷、大鉢など)

そして、奥へ進むと広い販売室が。元は「モロ」と呼ばれた窯屋の作業場だったそうです。風情あります。
大きささまざまなすりばちは、浅いのあり、深いのあり、絵柄もいろいろで見応えあります!

ありがたいアドバイスもあり。

明子さんがデザインしたすり鉢各種。
「テーブルにそのまま出せるでしょ」
ううーん (≧ω≦。)
ほんとに素敵なデザインがたくさん。
こんなにたくさんのすりばち、一同に見たことありませんから、もぉ、やまよ興奮状態。ヽ(´ω)ノ ダレカトメテ
「さあ、作業場へどうぞ」
は、はい、はい、はい。

マルホン製陶所は、ここ美濃の地で、明治43年に創業。

伝統の技は今もしっかり生きてます。すり鉢は成型後、職人さんが丁寧にくし目をたてていきます。ここが勝負の見せ所。確実に早くがモットー。

乾燥した後、700度で素焼きします。
その後、釉薬をかけて本窯で1230度の高温で焼成されて、ようやく完成となります。

十草という柄の絵付け中です。
うちに持ち帰ったのは(写真右)片口の茶十草、(写真左)片口の深鉢タイプです。何度見ても、ほれぼれ。

山水画、文字などを呉須絵具で手書きしたものもありました。明子さんいわく「絵柄、大きさともに特注も可能!」だそうです。
うぅ。すりばちを引き出物にしたかった。次回はそうしよう(うそうそ)。

深鉢に煮物を入れてみました。
なんてことない田舎の煮物ですが、すりばちのおかげでどっしり感が出ました。

十草柄にはごまあえを入れました。
炒りごまもスイスイすれて使い勝手抜群!
すりごまに味噌、みりん、豆乳を少々入れてさらにすり、ゆでたインゲンをからめました。茶色のストライプがごまあえに表情を与えるようです。
一生使いますね。明子さん。今度は小さいのを買いにいきます!
〒509-5401 岐阜県土岐市駄知町2321-55
マルホン製陶所 「すりばち館」
開館日  金曜、土曜、日曜のみ(月曜〜木曜は要予約)
開館時間 10〜16時
電話 0572−59−8730
FAX    0572−59−1961

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