新日本酒紀行 地域を醸すもの 日本酒

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・松みどり NO.160

↑中沢酒造さん。蔵は築150年。裏手はJR松田駅です。

2020523日号

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新日本酒紀行 地域を醸すものNumber 160

松みどり(MATSUMIDORI)/神奈川県足柄上郡松田町

3世代農大一家の11代目が醸す

111年前の酵母の酒

↑祖父の金吾さん、父の茂さん、亮さん。祖父と父も、自ら酒造りを実践した大先輩。それぞれの世代で時代に応じた「松みどり」を提案してきました。

(本文より)

農業大学で全国唯一の醸造科学科があり、酒蔵の子弟が多く通う東京農業大学。家族6人中5人がその同窓生という生粋の農大一家が中沢酒造の鍵和田家だ。

↑「S.tokyo」で使用している酵母は「Saccharomyces tokyo NAKAZAWA(サッカロマイセス・トーキョー・ナカザワ)」という清酒酵母です。なんと!今から111年前に発見された酵母

どんなお酒になるのでしょう?

松みどり 純米吟醸 S.tokyo

↑家族6人中、5人が東京農大のOBという 🙂 

~この続きは、誌面でどうぞ!~

   

さて、古いお蔵には、お酒関係以外のお宝もそこかしこにありました。

驚いたのは〜〜っ

リビングルームに飾られていた地元相州のダルマさん

眉毛も髭も、超ロン毛です! 😯    

  

松みどり 純米吟醸 S.tokyo

中沢治先生が発見した清酒酵母を、中沢酒造の11代目 鍵和田が醸すという(親戚ではない)、ご縁から始まった新商品開発。

1世紀も、眠り続けてきた酵母を復活!

しかも同じなのは名前だけではなかったという・・・

菌株番号と電話番号まで同じ、0024なんです」

「運命を感じました!」by 亮

 

 

11代目の鍵和田亮さんと、一昨年の秋に結婚した奥さんの志緒里さん。

醸造微生物学研究室の後輩です♡

 

   

下段真ん中のピンクのラベル「亮」は、亮さんが松田町の河津桜から採取し発見した天然の花酵母を使ったお酒です。お米は地元の田んぼ、仕込水は丹沢山系の伏流水という オール神奈川県産ブランド

こちらのお酒の読み方は「亮」=りょう

本人の名前は「あきら」。ああ、ややこしい。

亮さんのこと、てっきりお酒と同じ「りょう」だと思い込んでました。ぽそっ。

お米は「若水」と「キヌヒカリ」があり、写真のピンクラベルは「キヌヒカリ」バージョン。お酒は蔵でも購入できます。

 

   

蔵見学OK(要予約)

入り口には樹齢200年の三葉の松があります。蔵に行かれた方は要チェック!


3世代、それぞれの酒の味があります。ぜひ、飲んで確かめてほしい!

基本の酵母は9号がメインで、ほか7号、14号、10号などを使用。

食事に合う誠実なおいしさです。

中沢酒造

神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1875

↑一昨年、昨年とすぐに完売した「S.tokyo」

アルコール度数も低めで、甘みと酸味もバランスよく、日本酒ビギナーさんにも人気の1本です。

◉週刊ダイヤモンド2020523日号