↑市内の中心にある高知城
高知の柑橘達人に教わった、「酢みかん」の使い方を紹介します。
香り抜群の柑橘!皮と果汁、タネ。それぞれに用途があり、捨てるとこなし。丸ごと楽しまなきゃソン 🙂
香りや果汁、果肉を楽しむ以外にも
お風呂に入れたり、料理を盛る器にしたり
使い方のバリエーションが豊かな柑橘。おろして、切って、搾ってと、いろいろ楽しめます✨
- おろす・削る
おろし金で皮を削ります。そのまま、ひややっこやお刺身、ところてんにも、たっぷりおろしていました!
お刺身に、皮をすりおろしてトッピング。そして果汁もジューっとかけて食べるのが土佐流。
高知の日曜市にて
ところてん!
↑こちらにも、青くて硬い夏の柑橘をおろしてトッピング!美味でした〜
そして、パスタ、デザートにも。皮をすりおろして、直接、ふりかけると爽やかさ満点。
おろすのが一番、香りがたつとのことです。
- 煮こぼす
お湯で、煮こぼすことで、苦味がとれるそうです。冷凍保存をする前にもおすすめとか。煮こぼした皮は、砂糖やはちみつにつけるだけで、簡単デザートに。
- 盛る
ゆずの断面を切り、中身をくり抜いたあと、器として使うことを「ゆず釜」と呼ぶそうです。見た目に華やかで、和食、洋食、デザートなど、様々な料理に彩と香りを添える名脇役。パーティやおせちにも使える技。なますを入れるのにぴったりですね。
- 搾る
たくさんあるときは、果汁を搾っておくと便利!ゆずを搾るさいは、🌏南半球搾りといわれる方法を勧められました。ゆずを半分に切って、断面を上にして、皮を下に(地球の半分の形?)そのまま搾ります。そうすることで、黄色い皮の部分に含まれる「ゆずのん」(油胞)がつぶれ、果汁に混じり、ゆず酢独特のコクがでるそうです。
- ゆず酢を買うとき
瓶に入った商品の「ゆず酢」を買うときは、瓶の口の部分、果汁の一番上の部分に注目!ちょっと白っぽいアクのようなものが、たまっていれば、それは「ゆずのん」が含まれている証拠。白っぽいこの部分には防腐効果もあるといわれています。なので、この白いふゆふゆしたものが、「ある方が良い」。すなわち、自然の保存料なんですね。使うときはよくふってからどうぞ。
- タネは天然のゲル化剤
ゆずのタネには、天然のゲル化剤であるペクチンが多くふくまれているとか。ペクチンを含まない果物などでジャムをつくるときは、タネを一緒に煮込むと、とろみが生まれて良い仕上がりになるそうです。
あとでタネだけすくうのは大変なので、タネを加えるときは、お茶パックに包むと便利。
- 最も簡単なゆずの活用方法
その1 ゆずみそ すりおろしたゆず皮、果汁、白みそ、砂糖、みりんを混ぜるだけ。なめみそにもおつまみにもぴったりだそう。
その2 ゆず胡椒 ゆず、唐辛子、塩を、よくすり鉢で混ぜてなめらかにして、冷蔵庫でねかせます。意外と作り方は簡単なんですね。バランスは好みで調整。
その3 ドレッシング ゆずの果汁に、オリーブオイル、塩、こしょうを適量入れて、混ぜるだけ★
その4 ぽん酢 ゆずの果汁に、醤油を加えるだけ。超簡単! ゆずの品質がよければこれだけで美味。これだけが美味。
- 皮の保存方法
料理にほんの少し、添えるだけで一気に香りがたち、抜群の存在感を放つゆずの皮! いつでもすぐに使えるように、冷凍保存しておくと良いですよ!と、以下の方法を教わりました。
皮を薄くはぐ。表皮のすぐ下の白い部分は苦味があるので、できる限り薄くむき、とりのぞく。刻んでおけば、すぐに使えて便利。保存するさいは、空気が入らないように、ラップに包んで冷凍庫へ。
- 果汁は飲み物に加えて
焼酎、ウォッカ、ジン、炭酸水、ハーブティー、紅茶、ほうじ茶に加えると、爽やかな香りと酸味がプラス。天然の搾りたては最高!
- 柑橘と日本酒の楽しみ方
#土佐学協会 理事長であり高知県酒造組合 竹村昭彦さんに教わった柑橘と日本酒のおいしい楽しみ方
「柑橘をカットし、断面をグラスのふちにつける そして、日本酒を注いで飲む!」 です。
香りよく、ほどよい酸味がついて、抜群にキレの良いおいしさになります。
「カットして入れると、香りが強すぎることがあるので、まずは、果汁をふちにつけることから始めてみてください」と竹村さん。
合言葉は ”グラスのふちに柑橘をぐるっと一周” でございます! この微妙な香り付け、おいしさUPいいこと教わりました!
竹村さんいわく、正式名称は
「酢みかんリップSAKE」だそうです
おすすめしまーす 🙂
- おまけ
土佐言葉で「すがきいちゅう」といわれたら、
機転が利く!ことなんだそうです。褒め言葉!!
使い方としては「あの子は、なかなか酢が効いちゅう」
意味=あの子は、なかなか機転が利く
・・・なのだそうです。
日本が誇る柑橘!天然ビタミンCたっぷり含むゆずやすだち、かぼす、へべす・・・
柑橘の酢をきかせて、この冬は、機転をきかせてお過ごしくださいませ🍊
〜以下、2020 高知の思い出photo〜
司牡丹の竹村さんに教わった「かもん亭」さん!どの料理にも柑橘がきいてました。
司牡丹には柚子の酒「山柚子搾り」もあります!
かもん亭さんのご主人と竹村さんと。いや〜おいしかった〜〜〜です!
大人気の「ひろめ市場」にて
日本酒は小瓶で勢揃い!老若男女が集います
文佳人さんと高知県産トマト!
土佐田舎寿司。こんにゃくがいなり寿司のように!
帰りの高知空港のレストランで、高知のシラスと日本酒の飲み比べを!
日本酒好きの人には、もう最高!(と、いわれる意味が、高知に行ってよくわかりました)