新日本酒紀行 地域を醸すもの 日本酒

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・旭興 No.140

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週刊ダイヤモンド

2019127日号

新日本酒紀行 地域を醸すもの

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Number 140

旭興(KYOKKO)/栃木県大田原市


小さく造る試験醸造が面白い!

栃木の隠れた銘醸蔵

(本文より)

栃木、福島、茨城の3県に跨る八溝(やみぞ)山地。信仰の山で知られ「名水百選」選定の清水が湧く。渡邉酒造は山の中腹、標高255mにあり、山頂を水源とする武茂川沿いに立つ。

〜続きは誌面でどうぞ!〜


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八溝杉でリフォームした蔵の入り口


冬の外気温は、マイナス10℃、蔵内はマイナス3℃以下という

寒冷な酒造適地!


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麹室も改築した部分には、八溝杉を使用。

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仕込み蔵


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蔵元杜氏の渡邉英憲さん。


東京農業大学農学部醸造学科卒業で、専攻は酒造用酵母。

栃木県のオリジナル酵母T-NDは英憲さんが分離。

木桶仕込みに木樽熟成酒も手掛けています。


農産物検査員の資格を有し、いわば研究者肌。


商品1

非常にそっけないラベルですが(笑)中身は凄い!

どの温度帯もOKOK★のうまさ。

しかもリーズナブル(って、どの銘柄もですが)


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こちらは「昭和の吟醸酒」

歴史をふりかえるレシピ


驚きました〜!

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裏面の説明には

『香り中心の吟醸酒とは趣が異なる「味とキレ」の吟醸酒です』

目を閉じて飲むと、あの酒をはるかに超えているのではないかと思う、意味深さを感じた昭和の吟醸酒!


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そして、生酛も造っています。

「たまか」です。


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お値段がびっくりするほど安いのが旭興さんですが、この純米からくちもそのひとつ。

熱々にしてもへこたれません。スッキリ辛い

居酒屋さんの燗酒にぜひ選んでほしい1本です。

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渡邉英憲さんです。

澤姫井上 裕史さんが「えーけん先輩」と呼ぶので、私も昔からそう呼んでいます。

技術力ハンパなし!


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週刊ダイヤモンド 2019127日号

新日本酒紀行 地域を醸すもの

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えーけん先輩のお父上が植物好き。いろいろな種類を植えておられます。

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お父上の育てている紅葉。黄色と赤のグラデーションが燃えるようでした。
盆栽もお見事!(先輩はまったく興味がない模様)


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蔵の奥にある倉庫ですが、元は養蚕場だったそうです。

栃木の最も北にある酒蔵が渡邉酒造。


ぜひ原稿を読んでほしい〜!飲んでほしい〜お蔵です。

ただ、なんでも上手に造られるので、お酒によって味わいはガラリと変わります。

旭興 「百」貴醸酒もgood★

というわけで、
全種類一同に飲んでみてほしいのが「えーけん先輩」の醸す酒

*HPなどは一切ありません・・・

ましだやさん

月井酒店さん

勝鬨酒販さん

掛田商店さん

ほか、地元の酒屋さんで販売しています。