新日本酒紀行 地域を醸すもの 日本酒

新日本酒紀行 地域を醸すもの・笑四季 NO.301

新日本酒紀行「笑四季」
↑5代目で醸造責任者を担う竹島充修さんPhoto by Yohko Yamamoto

新日本酒紀行 地域を醸すもの

滋賀県甲賀市水口町

「笑四季」EMISHIKI

新日本酒紀行「笑四季」
旧東海道沿いに立つ蔵 Photo by Yohko Yamamoto

『蜜のような甘さに爽やかな酸味と清涼感!笑みがこぼれる美酒』

 東海道五十三次の宿場町、近江国甲賀の旧東海道水口宿で、1892年に創業した笑四季酒造
創業からの哲学「天地自然の理に従う」を受け継ぐのは、5代目で醸造責任者を担う竹島充修(あつのり)さんだ。

 自然の美しさとは何かを問い、四季から着想した酒質設計を行い、全量純米仕込みで無添加無調整が信条。
充修さんは新潟県出身で、高校から醸造を学び、東京農業大学の醸造科学科へ進む。
卒業後は地元の原酒造で修業するが、研修先の東京の酒類総合研究所で、同じ学科だった笑四季酒造の加奈子さんと再会し交際を開始。“寿退社”して滋賀へ婿入りした。

新日本酒紀行「笑四季」
↑「笑四季 センセーション 黒ラベル」
笑四季酒造・滋賀県甲賀市水口町本町1-7-8
●代表銘柄:笑四季 センセーション、笑四季 貴醸酒モンスーン
●杜氏:竹島充修
●主要な米の品種:滋賀渡船2号、山田錦、吟吹雪
新日本酒紀行「笑四季」
種籾の選別を行う Photo by Emishikisyuzo
新日本酒紀行「笑四季」
滋賀渡船2号を種子から栽培。田植え風景 Photo by Emishikisyuzo