新日本酒紀行 地域を醸すもの 日本酒

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・大正の鶴 NO.149

2020年2月22日号・週刊ダイヤモンド
連載新日本酒紀行 地域を醸すもの』は、食事をおいしくするお酒で注目の蔵元杜氏、誠実な味わいが魅力の 落 昇さんの醸す「大正の鶴」を紹介しています🌾🍶 中硬水で醸すしっかりした酒質、ミネラリー感あり。香り系の酵母は一切不使用!

【Number 149】

大正の鶴(TAISHOUNOTSURU)/岡山県真庭市下呰部 

朝日と雄町を中硬水で醸す! 

原点を追求した力強い酒

中国山地の山懐に抱かれた静かな町、下呰部(しもあざえ)。古くは山陰と山陽を結ぶ往来の中継地で、伊勢国亀山藩の飛地領として栄えた。この地で酒造りする唯一の蔵が、「大正の鶴」醸造元の落酒造場。

http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/28762

下呰部に立つ蔵。この地は、古くは山陰と山陽を結ぶ往来の中継地で、交易が盛んな要所だった。蔵は売店を併設し、購入も可。
周辺には3世紀頃の古墳も残る。鐘乳穴(かなちあな)、諏訪洞、井倉洞、満奇洞などの天然記念物の鍾乳洞が複数ある
蔵敷地内の井戸。仕込み水は中硬水だ。「仕込み水の硬度は、約130mg/lで、醪(もろみ)の発酵が盛んです」と5代目蔵元で杜氏を務める落 昇さん。
落 昇さんが自らが杜氏になるにあたり、酒造りで決めたことがある。
岡山産の米と蔵の水、7号酵母による醸造だ。
主要米は一般米のルーツである朝日と、酒造好適米のルーツである雄町!
大吟醸の酒粕で漬けた「なら漬け」も販売

タンクの醪(もろみ)の様子を確認する落 昇さん
醪(もろみ)の状態を確認中。なんと地元の牛乳瓶も利用( とても便利なんだとか
仕込み蔵でパチリ📸 落 昇さんお酒の誠実さ、性格の良さで大人気です!(高嶋酒造の高嶋さんと、花巴の橋本さんと仲良し。3人会してほしい♡)
昇さんの父で、4代目の落 泰明さん。写真からも、お人柄の良さが伝わってきますね。
ぜひ蔵へ会いに行ってください!お母さんも優しく素敵な方です♡


四代目と五代目

 

◉落酒造場・岡山県真庭市下呰部664-4

http://taishonotsuru.com



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週刊ダイヤモンド 2020年2月22日号