ご当地もの 季節もの

金沢のささげ餅

〜〜 ささげ餅 〜〜

7月11日、金沢で出会った季節のお菓子、「ささげ餅」

お餅のまわりに「ささげ豆」がぎっしり〜〜。凄いインパクト❗️

お店やさんの説明文には、

「田植え〜稲刈りの間に出る季節限定のお餅です。中にあんこは入っていません」とありました。

ひとつ130円で、プレーンとよもぎの2種。

「田植え〜稲刈りって、季節限定にしては、長くない? 

 と思い、検索してみたら、以下の記事を発見しました。なんでも、「ささげのとびつき」「とびつきもち」とも呼ばれるそうです。なんといっても、甘くないのが嬉しい!(甘いの苦手なんですわ)

それにしても、地域には、いろんなお餅がありますね〜〜〜

↓ ↓ ↓

70.ささげ餅 (以下、引用)

https://www4.city.kanazawa.lg.jp/data/open/cnt/3/18820/1/sasagemoti.pdf?20181012171220

『ささげ豆とお餅の食感がたまらない、甘くない夏のおやつ』

金沢では古くから土用の入りに餅をついて食べる「土用餅」の慣わしがあった。ウナギと 同様、夏バテ防止の意味もあったのだろう。

土用餅の代表としてはあんころ餅が挙げられる。

この「ささげ餅」も、元々は土用餅の風習で食べられていたもの。

これはささげ豆を餅の まわりに餅が見えないくらいつけたもので、今では夏の素朴なおやつとして定着し、ささげ 豆が飛びついたようにいっぱいつくことから「ささげのとびつき」「とびつきもち」とも呼ばれる。

さらに、金沢だけではなく北陸三県にほぼ同じものがあり、

「とびつき団子」(福井県)、「ささぎ餅」(富山県)などと呼び方は変わる。

どれも塩味で煮たささげ豆をつけるた め甘くないが、福井県では砂糖をまぶして食べる地域もあるようだ。

一度見たら忘れられないその見た目と、おやつと聞いて「甘いもの」という先入観を見事 に裏切ってくれるほんのりとした塩味が印象的。

お餅の消費額が全国でもトップクラス※の 金沢らしい、食欲が落ちる夏でもすっと食べられる栄養満点なおやつでもある。

ちなみに、金沢では赤飯に小豆を入れるが、関東地方などでは腹の割れやすい小豆を嫌い、 赤飯には皮の厚いささげ豆を使う。

そんな地方からやってきた転勤族がささげ餅を食べると、

「懐かしい赤飯の味」と感動を覚えるそうだ。

なお、金沢では娘が嫁いだ先に 1 年間、1 月は「寒の餅」、3 月のひな祭りには「菱餅」、5 月の端午の節句には「ちまき餅」、そして 7 月の土用にはこの「ささげ餅」と、節句ごとに 餅をついて届ける風習がある。

これらには、嫁いだ娘を気遣う親心がこめられている。

ささげ餅 その見た目に驚く人も少なくない

●メモ

もともとは土用に食べる餅だが、7~8 月の間、市内の和菓子屋やスーパーなどで売られている。

※「もち」は年平均金額2,970円で全国3位、総務省統計局調べ「家計調査(二人以上の世帯) 都道府県庁所在市及び 政令指定都市別ランキング(平成 20~22 年平均)」

http://www.stat.go.jp/data/kakei/5.htm

金沢もち王国!